2011年03月19日

関山−1

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【写真説明:写真はクリックして拡大】「登山道」
関山・庫哈諾辛山を起点とする中央山脈南一段縦走の登山口となる進[さんずいと徑のつくり:けい]橋は南横上にあるので判り易い。南横の天池寄り道路脇に格好の駐車スペースがあるが、登山者が集中する時は、南横路肩に車が並ぶ。

登山口から暫くの急登は枕木を利用した登山道に支えられている。左写真は下山途中で撮影したもの。枕木は近代産業革命の産物であろうが、それとは対照的な太古以来の原生林が覆いかぶさる中を昇り降りするのは、実にスピリチュアルな体験であるが写真で表現するのは難しい。「庫哈諾辛山−1」に掲載した四枚の写真が私が言わんとすることの多くを語ってくれる。登山口から3026小屋までのコース途中の印象、並びに当時(2002年)の該山小屋付近の「惨状」に関しては同じく「庫哈諾辛山−1」の記事を閲覧して欲しい。

関山のみの往復であれば、まず3026小屋で一泊、翌朝かなり早い時間に出発し、登頂後はその日のうちに登山口まで降り切ってしまうのが普通である。私もそうした。コース時間については右サイドバーの「台湾百岳全路線図」の9ページ「中央山脈_南一段_関山」を参照にして欲しい。小屋から頂上までの上りは凡そ4時間。3026小屋露営地を早朝4時半に出発、3448峰への長い尾根の下部、大凡5時に撮影した登山里程標が中央写真。

右写真は頂上直下の岩盤。3026小屋から頂上までの間の唯一の岩場である。これを越えれば、頂上へ続く笹の草原に出迎えられる。(続く)

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2011年04月09日

関山−2

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【写真説明:写真はクリックして拡大】「絨毯」
カテゴリー「関山」に掲載する写真は2002年当時撮影のもので、使用していたデジカメは今では玩具みたいな、総画素数約211万、最大画像サイズ1,600×1,200の「Canon DIGITAL IXUS v」である。IXYではなくIXUSなのは、台湾で購入したからである。A4サイズ印刷で何とか絵になる程度のものだった。今でも個人のブログ写真としては十分ではあるが。以上は言い訳でも何でもない。

今回並べた三枚は、当時非常に印象深かった苔のマットである。その色、厚み、広がり、溜息が出た。原生林のオーラみたいなものである。(続く)

ラベル:台湾 台湾百岳
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2011年04月30日

関山−3

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【写真説明:写真はクリックして拡大】「老獪」
再び持ち出すのは恐縮であるが、これら三枚と「庫哈諾辛山−1」に掲載した四枚の写真と比べて欲しい。明らかに両者、発する気が異なる。樹木の名前が覚束無い私の不明を恥じる。(続く)

ラベル:台湾 台湾古道
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2011年05月21日

関山−4

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【写真説明:写真はクリックして拡大】「関山は何処に?」
長い稜線と格闘している間もガスは晴れず、一体頂上は何処なのか?イラつきながら闇雲に登る。大体、この時分は関山山塊の視覚的なイメージを持っていなかった時期だと思う。一瞬のガスの晴れ間から姿を現した頂上が右二枚の写真である。左写真は、前日夕方、3026小屋から西側を望んだ。煮えたぎる湯気のようにガスが湧き上がる。(続く)

ラベル:台湾 台湾百岳
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2011年06月11日

関山−5

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【写真説明:写真はクリックして拡大】「頂上直下」
原生林の稜線を登り切ると左写真に見る岩場に掛かる。そこを攀じ登る図を「関山−1」で掲載した。這い上がった先にはガレ場でその後は頂上まで玉山箭竹に覆われたゆったりとした背中を登る。当時は、北面の大崩壊とその逆側の全く異なる女性的な笹原の対比などを想起する程の知識も無かった。要するに、関山に対するイメージが出来上がっていなかったということだ。ただ、ひたすら頂上を目差しただけだった。(続く)

ラベル:台湾 台湾百岳
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2011年07月02日

関山−6

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【写真説明:写真はクリックして拡大】「三角点」
「関山」カテゴリーの記事を起こすに当たり当時撮影した写真を見ていて記憶が蘇らなかったのは、この二つの三角点の写真である。何故二つなのか?その二つはどうお互いに並んでいたか?そもそも両方とも三角点なのか?これらの至極平凡な質問のどれにも今答えられない。時は秋であった。(終わり)

ラベル:台湾 台湾百岳
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