2009年06月06日
卑南主山−1
【写真説明:写真はクリックして拡大】これらは丁度五年前の石山工作站の様子である。現在どうなっているのか、ネットにアップされている山行記録に写真を貼り付けている奇特な方がいないものかざっと探してみたが見当たらなかった。文字の記録のみを追い駆けてみると、今もそのままのようだ。林務局の作業小屋といっても、もっぱら登山者の便利に供されていると考えた方がよさそうだ。
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2009年06月27日
卑南主山−2
【写真説明:写真はクリックして拡大】三枚の写真は午前5時から5時半に掛けて撮影されたものである。左から時間順に並べてある。左写真と右写真は恐らく違う場所から同じ方向を望んでいる。真ん中が、卑南北山に連なる稜線下から、南一段稜線を望んだもの。左右写真の、写真左の山は小関山(65座、3,249m)、右奥の一番高い山が関山(12座、3,668m)、その関山と小関山の間に写る最高点が、海諾南山(77座、3,175m)。実は、これら写真に写る小関山を私は長いこと庫哈諾辛山(85座、3,115m)と勘違いしていた。今回ブログに記事を書くに当り、グーグル・アースで確認していて間違いに気付いた。
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2009年07月18日
2009年08月08日
卑南主山−4:石山
【写真説明:写真はクリックして拡大】南一段主脈に突き当たる稜線上に出ると石山(2,818m)が見えてくる。左写真はその石山を望んだもの。同写真左奥の稜線は高雄十名山の一座、渓南山(2,650m)である。
石山林道、石山工作站に冠せられた石山とはそもそも奇怪な岩峰である。石山林道の支線を辿ると林道脇にちょっとした広場が設けられており車が止められる。そこが、石山と渓南山への登山口である。石山は植林されて間もない山腹をひたすら登る。
中央並びに右写真は山腹を登りきった平坦地からその奇怪な岩峰を望んだもの。三等三角点があるのだが、その岩峰頂上にあるのではなく、中央写真の撮影者たる私の足元、平坦地のがけっぷちに埋設されている。サイトで検索してみても、この岩峰登頂記が見当たらない。最近は石山と言えば、石山林道を辿るサイクリストの記事ばかりが溢れかえっている。が、この岩峰に取り付く方法は必ずあるはずで、私も少し辿ってみたのだが、藪がひどくて手掛かりが掴めなかった。まあ、一応三角点は確認したから石山に登りましたということになるかと自分を慰め山を下りた。
次回は、この石山と渓南山との麓に佇む神秘の湖を紹介する。(続く)
2009年08月29日
卑南主山−5:鬼湖(石山秀湖)
【写真説明:写真はクリックして拡大】左写真は石山への登山道口近くから見下ろした鬼湖。湖沼対岸の後方の山は渓南山。中央写真は湖畔に下りる途中から望んだ鬼湖。左写真は湖畔から石山方面の水面を見る。ご覧のように枯木が湖水に浸った景観がこの山中湖泊の特徴である。Google Earthのダイヤグラムで鬼湖と渓南山、石山、卑南主山の俯瞰を試みた。左写真は北側からの俯瞰だが、ダイヤグラムは南側からの俯瞰。
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2009年09月19日
卑南主山−6
【写真説明:写真はクリックして拡大】左写真は中央山脈南一段主脈に突き当たる前に立ち現れた卑南主山。右写真は北大武山を望む。実は、卑南主山のブログ記事を書くに当り、当時撮影した写真を見ながらこの一枚があるのに自ら驚いたのである。というのは、卑南主山から中央山脈最南端の三千メートル峰がどう見えるのか?を意識した記憶がないからだ。偶々変に高い山が見えているが、念の為に撮っておこうという程度だったのかどうか?いづれにしても、北大武山に対し限りない尊崇の念を抱く私としては貴重な写真である。高雄辺りから見る北大武山からは想像が付かない山容だ。
さて、今回は右写真についてである。同写真一番手前の稜線は卑南主山から西側に下りる稜線である。その最後の瘤は卑南主山西峰と特定してよさそうだ。その先に四つの頂が確認出来る。このうち一番奥の頂が出雲山(2,772m)のはずである。後の三つのうち二つは、南側から見晴山(2,720m)、日出山(2,675m)のはずである。しかし正確に特定出来ないのだが、旧内本鹿警備道は見晴山と出雲山の鞍部を越えていたので、カメラそのものは、同旧警備道、今は内本鹿古道の東西分岐点付近を俯瞰していたことになる。当時はそんなことは全然意識していなかった。ただ、北大武山を望んでいた…実はそれも怪しい。(続く)
2009年10月10日
卑南主山−7
【写真説明:写真はクリックして拡大】左写真は卑南主山の雄姿。中央山脈南一段との分岐点から往復一時間程度である。最後を詰めるのに苦労したかどうか?記憶に無い。三角点は以前の記事で紹介済み。登頂する前に主山山塊を盛んに撮影していた記憶だけはある。右写真は、北峰を主山方面から望む。何とものんびりとした山塊である。この頂上を快適に越えて下山したかどうか?主山から降りてきて先だけを急いだかもしれない。
以前の記事、「卑南主山−3」に戻る。主山を囲む無名峰に関してである。Google Earthを使うとかなり明確になる。再度登る機会があり、その際好天に恵まれれば、台湾百岳愛好者をして三千メートル峰を列するに真摯な帰結が忽ちに立ち現れるのであろうが。そんな夢の中のダイヤグラムをここに供して、卑南主山の記事を閉じることにする。(終わり)