2008年11月29日

羊頭山−1

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【写真説明】西巒大山と同じで羊頭山に意識してカメラのレンズを合わせたことがないので、合歓山付近から中央尖山(百岳第10座、3,705m)方面を撮影した写真の中に羊頭山が写っているものがあるはずだと考え探していたらやっと出て来た。羊頭山頂上から眺望する無明山の肩に中央尖山が覗いていたのを覚えていたからだ。それでも小さく写っているだけで申し訳ない。同写真上側のギザギザした台形状の稜線が写真右端まで延びて二つの小山を築いているが、その小山の右側である。写真更に奥の稜線の尖峰は中央尖山。11月末の撮影で合歓山斜面の草原に一面に霜が降りている様子が判っていただけると嬉しい。

前回の記事で紹介した通り、羊頭山は中横(中部横貫公路、省道8号線)脇に登山口があり、筆者が登った時には、右写真のように道路上に表示があった。これはなかなかユニークな登山口表示である。


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ラベル:台湾 台湾百岳
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2008年12月20日

羊頭山−2

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【写真説明】前回記事で書いたように少なくとも筆者が登った当時は慈恩渓上流沿いに登山道が付けられており、その様を二枚の写真で紹介する。当時はかなりの枚数撮ったような気がしていたのだが、今見てみると実際はそれ程でもなかった。叉、この二葉だけではなかなかその様が体感出来そうにないのが残念。

台湾政府の行政院農業委員会林務局のサイト「自然資源与生態資料庫」(http://ngis.zo.ntu.edu.tw/100mountain/index.htm)の中に台湾百岳各座の簡単な紹介があるが、羊頭山の紹介は実に簡潔に以下のような記述になっている[台湾では旧漢字を用いるので、筆者の方で一部現代日本漢字に改めた。因みに「悪劣」は「劣悪」のタイポではないことを付記しておく]:

地形悪劣、到処崩崖、沿流礫急溝強登、相当驚険

筆者の写真よりも沢沿いの登山道の様を雄弁に語っていると云うべきだろう。

ところで、この沢の名前、「慈恩」は誠に勿体無い有り難い命名である。実際は、日本時代、付近に居住していたタイヤル族ロオン社に因む漢音訳をベースにしている。(>次回に続く)
ラベル:台湾
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2009年01月10日

羊頭山−3

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【写真説明】左写真は羊頭山三等三角点。同写真最後方は奇來主山北峰(百岳16号:標高3,607メートル)。頂上はでこぼこがあるが、割と広く低い笹で覆われ、360度の展望が効く。

右写真は頂上からの無明山(百岳第29座、3,451m)大崩壊を望む。後方に覗く針峰は中央尖山(百岳第10座、3,705m)。無明山のキラキラ銀色に輝く崩壊部の偉容は実に強烈な印象だった。同時に、筆者自身が頂上に立った時は午前11時近くで既に雲が相当な勢いで駆け上がる途中、遥か後方を歩いていた同行者の行方を気にしつつ、慌ててカメラのシャッターを押していた。

羊頭山は一日行ということもあり、これで一旦終わりにする。(終わり)
ラベル:台湾 台湾百岳
posted by 玉山 at 18:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 羊頭山(第97座:3,035m) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする