2015年02月14日
合歓山−1
【写真説明】初めて合歓山に登頂(と言えるか?)したのは2002年6月、今回掲載した写真はその時撮影した登山口と頂上の様子だ。上掲左写真は、省道14号甲線沿線にある合歓山への登山口。表示板にあるようい往復1時間はちときつい。上掲中央写真は合歓山頂上の気象計測施設。同右写真は当時頂上付近は観光の為に新規の意匠を新設中、つまり登山道とは名ばかりで実は工事道路も兼務していた。下掲左写真は頂上、当時はこの立ち入り禁止エリア内にある三等三角点を確認出来ず、代わりに同エリアでバカチョンで撮れる場所にあった有志の自家製頂上指導標、記載の標高3,416メートルは57年版、現在は+1メートルが正規標高である。
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2015年03月07日
合歓山−2
【写真説明】「合歓山−1」で掲載した写真は、「初登頂」の日の天候が悪く、従って筆者自身の到達感も薄かった。何処でも何でもそうであるが、天候に恵まれること程、嬉しいことは無い。今回は正規登山口ではなく、ローカルな登山口を紹介することにした。ローカル、即ち間道で、こそこそ隠れながら入り込むとイメージだが、この合歓山主峰への間道は、武嶺駐車場脇に堂々と開けられており、しかも、国家公園管理処が立ち入り禁止の標札を掲げているにも拘わらずである。理由は、正規登山口より登頂時間が少なくて済むからである。上掲左写真はそのローカル登山口に掲げられた「自然環境保護の為に進入禁止!」の看板。中央写真はそこから這い上がり合歓山頂上が望める場所まで来た瞬間の眺望。右写真は頂上で記念撮影する登山者。
現在合歓山頂上には頂上を示す物が三種、一つは上掲右写真の登山者が中央で抱いているステンレス製の指導標、二つ目は、下掲載左写真の地面に埋め込まれた指導標、そして下掲右写真のように、今は日本時代陸地測量部が埋設した三等三角点も開放されている。以前は前回紹介したように、金網に囲まれた気象観測施設の中にあり台湾登山者が登頂直後よくやる三角点タッチ!が出来なかった。(続く)
2015年03月28日
合歓山−3
【写真説明】合歓山は簡便に登れるという理由と多分大いに関連して、山容そのものが愛でられるということはないようだ。実際、このブログ記事に適当な合歓山自体の写真を探したのだがなかなか見付からない。「台湾古道」、「台湾百岳」の弊双方ブログに合歓山を含む合歓山連峰の眺望写真は多数掲載してきた。ところが合歓山の近影は皆無だ。と云うより、筆者自身が意識してカメラを向けた記憶が無い。今回、やっとこれら今回の記事に掲載した写真を見付けて来た。左写真は、2012年10月撮影、中横から望む合歓山頂上付近の稜線のスロープと登山道。同写真左下に写るのはナナカマドのはずだが、紅葉までもう少しの状態だ。中央写真は、2005年11月撮影、合歓山頂上への登山道から望む同山南面の断崖部、合歓山も台湾山岳の一大特徴である片側が笹に覆われたなだらかなスロープ、片側がそれとは対照的な断崖という地勢を呈している。左写真も中央写真と同日中横から撮影した合歓山北面。(終わり)