▲[←俯瞰図はココをクリック]
東峰は眺める山と言うより登って楽しむ山だと云う気がする。見栄えが悪いと云う意味では無い。登山道が付いている南側斜面は広大な平面で、スレート状の薄い岩盤が敷き詰められ、陽が上るとキラキラ輝き、眼を射る。南湖大山連峰の中で地形的にユニークだ。頂上に三角測量標石は無い。頂上の高度感とスリル感は抜群だ。今回の俯瞰図はこの斜面に向かう様に回転させたのだが、実際の鋭角感と高度感からは程遠い。この峰は鹿野忠雄特定の2号カールを形成している。その形成は氷蝕運動に依るのは判るのだが、氷河地形として何と呼称されるのか?筆者は判らない。各種の氷河地形の呼称は、明らかに日本と台湾では異なる上に、日本のカタカナ表記は複数外国語訳表記が入り乱れているので、文献を読み比べてみても特定が煩わしい。前者は圏谷と氷斗、後者はホーンとホルンの関係がその一例だ。加えて、日本では更に和語での地形呼称がある。切戸とキレットの類(実はどちらも和語)だ。鎌尾根は学術用語か?筆者が勝手に思い巡らすに、東峰は氷蝕尖塔(ホーン)か、痩せ尾根(アレート、和語では鎌尾根か?)では?ホーンは英語だが、アレートはフランス語だそうだ。。。いづれにしても、次回の投稿で掲載する写真をご閲覧願いたい。(終り)
2022年02月26日
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