2021年11月20日
審馬陣山−4
【写真説明】登山道14`附近から稜線は草原地帯に転じ、この後登山道最高地点となる19`地点、南湖大山北峰(標高3,592b)に至るまで360度の豪快な眺望に搦め取られる。先ず進行方向右手に中央尖山の雄姿が立ち現れる。更に行く手右側、即ち南側に目を転じると合歓山連峰まで明瞭に望める。それが上掲左写真である。同写真右上奥に写る尖峰は「一奇」、奇莱山北峰である。この眺望を逆に望んだ一例は、「畢祿山−1」に掲載した写真である。登山道を振り返り来し方を見やると、これまで辿って来た稜線越しに雪山山脈の総覧が飛び込んで来る。上掲中央写真は稜線登山道越しに雪山山脈南部をズームし佳陽山(岩盤が露出した山塊)とその両側の大剣山、剣山、更に雪山山脈の左側同写真上中央部は白姑大山群峰である。上掲右写真は審馬陣山山頂直下より望む雪山(稜線上の瘤状の山塊)。この稜線登山道より100b程離れた場所にある審馬陣山山頂は地形上は何の特徴も無く何故台湾百岳に選定されているのか判らない。只手軽に百岳登頂を約束されると云うのは有難い。三角点は陸測三等である。最後になってしまったが、この山名の由来はタイヤル語「シンバジン」の日本語漢音訳である。(終り)
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