【写真説明】このパノラマ写真は、弊別ブログ「能高越嶺古道−30:古道東西分岐点」で掲載したパノラマ写真と同地点、同時刻に撮影したものである。2019年10月、初めて足を踏み入れた稜線とその光景を一望したものである。この地点からだと目標の能高山はその頂上山塊が僅かに覗いているだけで、卡賀爾山に大部分が隠されている。同写真左側に大きく写り込んだ能高山南峰は能高山頂上に至る迄始終その威容を誇示していた。台湾ネット上に能高山登山関連の資料は数多公開されているが、路線情報に関して言えば、各ランドマークの標高、ランドマーク間の所要時間は普く紹介されているのだが、距離情報がお粗末だ。何故だかはよく判らない。古道の方は500b置きに林務局が全国統一された国家歩道の里程標が設置されているが、一旦能高山登山道の方に入ってしまうと、判り難い里程標が不規則に建てられている。写真に残っているそれら判り難い里程標上の数字を整理すると以下の通りになる:
天池山荘=0` →能高[土|亜]口=2` →能高越嶺古道東西段分岐点=2.8` →63号鉄塔=3.2` →卡賀爾山=5.1` →能高山=8.5`
但し、これに依ると卡賀爾山〜能高山間は3`越えになってしまうが、前者山頂下鞍部に建つ里程標には「2`」の明確な表記があるので、自信が無い。要は、天池山荘から能高山頂上迄は8.5`、能高越嶺古道西段起点からの総距離は、これに13.1`を足した21.6`となりその落差は約1,300b。(続く)
2020年02月29日
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