2020年01月18日
南華山−2
【写真説明】左写真は「能高越嶺古道−6」で掲載の一枚の再録、台湾古道ブログの方で説明した記憶があるので多くは書かないが、中央山脈を横断する「電力の万里の長城」と呼ばれる高圧電線架を南華山頂上を背にして望んだもの。2004年11月撮影。東側花蓮県と西側南投県を跨ぐこの送電線、通常、台電(台湾電力)東西輸電線と呼ばれるが、完成が1953年、天池山荘、南華山、能高山方面への三叉路近く、標高2,800b地点に蒋介石の筆になる記念碑が立つ。中央写真は、その三叉路から南華山頂上を望んだもの。2019年10月撮影。東側の碑面に「光被八表」、西側碑面に「利溥民生」と書かれているが、台湾人ハイカーにも俄かにはその意味が判らないらしく、ネット上には多くの解釈が披歴されている。「光」は恐らく日の出も暗喩し中央山脈東側発電所で集められた電力の恩恵は八方に及び、中央山脈西側、つまり西海岸側の生活を利する、と謂う意味であろう。中央写真はその記念碑、2004年11月撮影。
この記事へのコメント
コメントを書く