▲[←俯瞰図はココをクリック]
合歓山東峰はこれまで何度も讃嘆して来たように、合歓山御本尊たる主峰に比べると遥かに見映えがする。同時に、実際登っても、三千メートル峰登山の醍醐味を実に瞬時にして体得出来る。今回のダイヤグラムのグーグル・アースの垂直方向のスケールは+50%に設定し東峰の重量感を誇張したのだが、実際実物の存在感そのものだと自画自賛している。
「瞬時」という表現をしたのは、少なくとも三箇所ある登山口の標高はどれも既に三千メートルを越えていること、もう一つは、何処の登山口を選択しようが、登り始めた瞬間から一切の遮蔽物無しの超豪華眺望が約束されていることである。無論、登山当日快晴に恵まれるという実際はこの登山そのもの―頂上までの登攀時間は一時間も掛からない―より遥かに厳しい条件をクリアすることが条件だが。
今回掲載したダイヤグラムは東側からの俯瞰図である。霧社から中横を登り切り最初に視界に飛び込んで来る東峰雄姿は南面、その後中横は東峰西側の山裾を巻いており、加えて、主峰も東峰の西側にある。更に、中横は北側方面へ下って行く為、合歓山荘横のビジターセンターに車を停め、そこから東峰東面を巻く遊歩道、即ち奇來山方面への登山道を辿らない限り、一般の遊楽客は東面から東峰を仰ぎ見る機会が無い。それ故、東面俯瞰を選んだ。(続く)
2015年04月18日
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