▲[←俯瞰図はココをクリック]
さて、いよいよ玉山連峰の記事連載をスタートさせる。「いよいよ」と断ったのは、玉山はご存知のように台湾最高峰にして、日本時代は文字通り日本一の山であったからだ。
但し、本ブログの読者に過度の期待を持って貰うのも恐縮なので、まず、冒頭で二つだけコメントしておく。一つは玉山連峰を単純に、(標高の高い順から)主峰、北峰、北々峰、東峰、南峰、西峰、前峰とすると、残念ながら私自身は現在まで主峰、西峰、前峰しか登攀する機会に恵まれていない。主峰、所謂新高山には三度登頂したにも拘わらずだ。もう一つは、私の「台湾古道」ブログ中、「玉山古道」シリーズを通じて私の玉山礼賛は完了している。そのシリーズの中で書き留めた以上のネタはもう余り残されていない。
尤も、「玉山古道」と云っても、当時の全長は阿里山森林鉄道終点沼平駅からタータカ登山口を経て新高山下駐在所(現在の排雲山荘)まで辿り、この後、新高山頂上を目指した。現代の玉山登山道で、当時の登山道と重なるのは、新高山下駐在所から頂上の部分だけというのが私の理解である。明確に判る大きな違いは、当時は西山(玉山西峰)頂上経由で新高山下駐在所へと辿ったことだ。
尚、当時の新高山登山地図が欲しい方は私宛にご遠慮なく申し出ていただきたい。秘密のコピーではなく、台湾では一般に公開されている。この登山地図に纏わる私自身のエピソードも添えてご提供申し上げる次第である。
今回のダイヤグラムは、タータカ登山口、玉山前峰、西峰、排雲山荘、主峰に至る稜線と高度差が判リ易い方面からの俯瞰とした。
2012年06月02日
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