2012年02月18日
三叉山−1
【写真説明:写真はクリックして拡大】三叉山は向陽山の峨々たる山容とは好対照を成す草原の頂である。実際は小笹、これまで何度も紹介してきた玉山箭竹である。最もまともな解説は「能高山越嶺古道−22」にあるので参考にして欲しい。最初なので三叉山のイメージを三枚。左写真は、「向陽山−7」の左写真と同じ方向から撮影し、且つズーム・インしたもの。同写真中央が三叉山、その稜線右側に覗いているのは新康山(百岳44号、3,331メートル)。中央写真は三叉山頂上直下のスロープと登山者。右写真は、三叉山東側斜面から向陽山(同写真奥のピーク)方面を仰ぐ。
さて、三叉とは「みつまた」、現代国語であれば三差路で置き換えられる。三叉山が何の三差路になっているのか?は筆者は定かではない。考えられるのは二つ。一つは、登山者にしてみれが、向陽山―南雙頭山(52号、3,288メートル)、雲峰(19号、3,564メートル)方面南二段―新康山の分岐というイメージになるかもしれない。行政区画上は、高雄県桃源郷―台東県海端郷―花蓮県卓渓郷の三郷が三叉山で鬩ぎ遭っている。多分、後者の可能性が高い。行政区画名は変遷しても線引きそのものの基本は日本時代のものを踏襲してるようだ。(続く)
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