2012年01月07日
向陽山−8
【写真説明:写真はクリックして拡大】「向陽山北峰、標高3,462メートル」。
向陽山北峰は台湾百岳には勘定されない三千メートル峰の一座。嘉明湖避難山屋から見る次なる目標地、三叉山は指呼の間にありそうな錯覚に捕らわれるのだが、途中この北峰を越えなければならず難儀だ。左写真は、主峰を背にし三叉山方面に向かう登山客と北峰。中央写真は、北峰を乗り越し、降り切った地点から北峰、主峰、関山を振り返ったもの。右写真は同地点付近にある結氷した「ぬた」。
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昨年度は結局旧正月の間に、武稜四秀の二座に登ったのみ、元々四座同時に登る予定だったが雪は付いていないという情報の元、アイゼンを持たずに登攀、実際は林間中に相当雪が残っており、残り二座を断念、痛恨の極みだった。
さて、今年最初の記事は、昨年からの続きで向陽山、最終回記事になる。
私は今回の記事に掲載するに適当な当時の写真を見ていて、上掲右写真に行き当たった時にすぐに「ぬた場」という単語が出て来た。試しに、このままの単語をネットで検索しても同じ単語に当たらないことに気付いた。「場」は余計なのだ。「ぬた」=「沼田」が正しい。文字通り、泥の深い田、或いは沼地のことだが、転じて、猪の臥所(ふしど)のことだそうだ。今はもっぱら後者の意味で使われる。写真のものは、猪ではなく鹿の溜まり場だと思う。(終わり)
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