2011年08月13日
向陽山−1
【写真説明:写真はクリックして拡大】「向陽駐在所」
私にとってこの台湾中央山脈南二段の露払いの役割を担う、向陽山、三叉山+嘉明湖の登山口である向陽派出所は重要である。
関山越警備道上の最高点の関山駐在所跡へのアクセスが今や素人ハイカーには殆ど不能になったのに比し、その東隣りの渓頭駐在所と向陽駐在所跡地は現在の派出所にそのまま襲われたものである。
渓頭駐在所はその後[土/亜]口派出所となり既に廃棄されているのだが、日本時代の渓頭駐在所遺構が豊富に残っている。
これに対し、かなり注意深く探査してみたのだが、現在の向陽派出所敷地内に、当時の駐在所遺構を特定するのは最早難しくなっている。中央写真はその向陽派出所の裏側を撮影(2009年1月)したものである。これで日本時代遺構が些かでも残っていたにしろ霧散したはずである。実は、最初に向陽山登山を試みた時に、日本時代の遺構らしきものを撮影したはずだったが消失させてしまった。
この登山口から向陽山まで約8キロ、三叉山まで12キロ、標高差900メートル。(続く)
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