2008年07月05日

俯瞰図:西巒大山

[←俯瞰図はココをクリック]

台湾百岳の中で「巒」の文字を持つ山は、高い方から秀姑巒山、東巒大山、西巒大山の三座である。この巒という漢字は普段殆ど目にする機会はないが、かといって日本で全く使われていないというわけではなさそうだ。訓読みとして「みね」という読みがあり、文字通り「峰」「嶺」であり、幽谷・幽山の義であろう。だから、巒山と書いてしまうと、山々と書いているようなもので少々おかしいことになる。

実は今でもこの西巒大山が見えるであろう場所まで行っても、あれが西巒大山だと指差せずにいる。或る山を特定する為にはその山にまず登ってみることが鉄則である。さもなくば離れてみてもなかなか山容を特定出来ない。不思議な気が自分でもするが本当である。但し、この西巒大山だけは例外である。私はこの山に登った後も色々な場所から見ているはずなのだ。例えば、南投県水里辺りからは見えているのではないかと想像しているが自信は無い。それでその自分では特定出来ない山をグーグル・アースを使って再現してみたのが掲載の俯瞰図である。

手前に大きく広がるのは、台湾で最も有名な湖である日月潭である。西巒大山の中腹から日月潭が見えていたのは当時撮影した写真に残っている。それで、少なくとも日月潭上空からなら見えるはずだということで日月潭から南側を望んだイメージを作ってみた。するとかなり明確な山容が立ち現れて来た。そこで、日月潭周辺の何処からか見えているはずだと、嘗て日月潭の岸辺で露営した際に撮影した写真を色々見たがこの山だという写真は見当たらず。(了)
ラベル:台湾 台湾百岳
posted by 玉山 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 百岳俯瞰図 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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