2024年03月09日
雪山主峰−1:凱蘭特崑山(カランタツクン山)
【写真説明】左写真は聖稜線南端を終結させる稜線、同写真最奥の最高点は北稜角、その左側のホタテ貝状の地形は雪山主峰を含む第1号圏谷(カール)。中央写真は、同稜線を更に南に辿り北稜角が擁する第2号圏谷に近接した時点で撮影。手前二つのピークが右側から凱蘭特崑山北峰と凱蘭特崑山。右写真は凱蘭特崑山頂上を超え全貌を顕わした北稜角と第2号圏谷。
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2024年03月30日
雪山主峰−2:凱蘭特崑山(2)
【写真説明】雪山北峰・カランタツクン山呼称に関する疑問は以下の通りで解決すると思う。ウィキペディア台湾版に依った:
▲(現在)雪山北峰←(日本時代・戦後初期)次高北山←(タイヤル族)バボー・カランタツクン(凱蘭特崑・山)、タラクッシヤ(塔垃庫霞・山)
▲(現在)北稜角←(日本時代・戦後初期)次高山北峰、雪山北峰
ポイントは二つである:
・カランタツクン山は元々はタイヤル族に依る現在の雪山北峰の呼称、現在は、雪山北峰と北稜角の間の連続する小ピークを差すとされている。掲載写真中央上奥の抜きんでたピークが雪山北峰、そこから同写真下側に延びてきている複数の小ピークで構成された稜線がカランタツクンと云う意味。前回の写真説明では、今回掲載写真の雪山北峰下方に写り込んだ特定のピークをカランタツクンと特定したが、厳格な命名にこだわる必要は無いと云うことか?従って、前回のAかBかの二択の問題の正解はまだBのままと云うことになる。前回掲載の左・中央写真とは逆側(南側)から撮影した。
・以上のような山名の混乱の他の好例は、南湖北山(100岳)と南湖大山北峰(非100岳)の関係。
・尚、次高山命名の経緯は以下の通りである:
(終り)