2022年12月03日

桃山−7

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【写真説明】蛇足とは思うが、「桃山山屋物語」として三枚付け加えておいた。二枚目写真の右側を覆う影は桃山頂上か?自信なし。(終り)
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 桃山(第48座:3,323m) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月17日

俯瞰図:喀拉業山

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北京語読みでは「カライエ」、日本時代は「カラヘエ」と表記されていた(例:陸地測量部大正13年版5万分の一)。その事実を現在の台湾人は、日本人は「加留平山」と呼称していたと云う紹介文に仕立てることになるのだが、実際は前述のようカタカナ表記していた。そのカタカナ表記に戦後漢音を合せたわけだ。「平」を以て喀拉業山山頂のまるで百岳のピークらしからぬだだっ広い空間を示唆させたものとも考えたが、「ヘエ」の当て字に最も便利な漢字だったからだと筆者は考える。詰まり実際の頂上の地形と当て字との間に直接的な関係が意識されているわけではないと言うことだ。筆者の手元の地図帳には「坪」の漢字が充ててあるが、これなら良い。当時山頂に設営されていた林務局に依る案内板の説明、「喀拉業山と周辺の環境紹介」(中文・英文のみ)は、短いが良く書かれていたので拙訳する。後半部の訳出はかなり覚束ないのは勘弁して欲しい:

「眼前の風景を覆い尽くしている冷杉(モミ属)と鐡杉(ツガ属)針葉樹林帯の頭部が喀拉業山であり、その山名はタイヤル語の「karaheye」の漢音訳である。別称「加留平山」、武稜四秀中の最年少者である。桃山から喀拉業山に掛けての沿線はびっしりと玉山箭竹に覆われ日に尚暗く、登山者が通常目にする開かれた景観とは異なる。この為行く手は比較的困難を極め、丈の高い箭竹が密生し非常に長く感じられる。多くの登山者にとってまるで低電圧から高電圧に晒されるようなもので登頂の苦しみを味わう。」

片道3.5`の往復に林務局が形容するような苦痛を味わったかどうか?記憶に乏しい。但し、残雪が登山道の各所に有り少なからず慎重になったであろう。いずれにしても、再び桃山登山を試みる機会があるかどうか?

当時撮影した写真を見ていたら桃山−喀拉業山の稜線内に詩崙山(標高3,149b)と云う無基点峰があることに気付いた。その存在など筆者の記憶からは完全に一掃されていた。字面は優雅だがその由来未だに判らず。(終り)

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2022年12月31日

喀拉業山−1

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【写真説明】今年も暮れようとしている。少なくとも暫くは台湾百岳の登攀記録を延ばしていくのは難しいので、先ずは既に登攀した50座の記録を取り纏め終えることだ。喀拉業山に関しては、俯瞰図の記事の中で書き尽くしてしまったが、後二回程補完的なコメントを提供する予定だ。左写真は桃山直下より喀拉業山への登山道が付いた北側稜線を俯瞰した。喀拉業山山頂はその稜線中間辺り箭竹群が目印だ。中央写真は稜線中間点(1.75`)を過ぎた辺りで、前回記事で紹介した林務局案内板に謂う典型的な登山道の植生。右写真は、喀拉業山山頂より越し方桃山方面を望む。丁度左写真と対となる。(続く)
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 喀拉業山(第84座:3,132m) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする