2022年02月12日

南湖大山−3

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【写真説明】南湖大山主峰山塊に取り付いてからの眺望は360度何も遮るものが無いので、その絶景は筆舌に尽くし難い。何処を切り取っても絵になる。。。と云うような書きようしか出来ないのが心苦しい。基本各投稿に対し基本写真三枚で紹介することにしているのだが、絶景を三枚で構成するのも難しい作業だ。南湖大山南峰(標高3,470b、百岳29号)、巴巴山(同3,449b、百岳32号)、中央尖山東峰(同3,580b、無基点峰)、中央尖山(同3,705b、百岳10号)と南に連なる稜線は実に豪快である。左写真は朝日を浴びる南湖大山南稜、主峰斜面に続く断崖部分が南峰と巴巴山である。中央写真は雪山連峰、右写真は南湖山荘を含む下圏谷北側を俯瞰したもの、南湖大山北峰から切れ落ちるように形成された鹿野忠雄の特定した4号カール、その後方の南湖北山のスロープが写る。(終り)
posted by 玉山 at 22:48| 台北 ☁| Comment(0) | 南湖大山(第8座:3,742m) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月26日

俯瞰図:南湖大山東峰

[←俯瞰図はココをクリック]

東峰は眺める山と言うより登って楽しむ山だと云う気がする。見栄えが悪いと云う意味では無い。登山道が付いている南側斜面は広大な平面で、スレート状の薄い岩盤が敷き詰められ、陽が上るとキラキラ輝き、眼を射る。南湖大山連峰の中で地形的にユニークだ。頂上に三角測量標石は無い。頂上の高度感とスリル感は抜群だ。今回の俯瞰図はこの斜面に向かう様に回転させたのだが、実際の鋭角感と高度感からは程遠い。この峰は鹿野忠雄特定の2号カールを形成している。その形成は氷蝕運動に依るのは判るのだが、氷河地形として何と呼称されるのか?筆者は判らない。各種の氷河地形の呼称は、明らかに日本と台湾では異なる上に、日本のカタカナ表記は複数外国語訳表記が入り乱れているので、文献を読み比べてみても特定が煩わしい。前者は圏谷と氷斗、後者はホーンとホルンの関係がその一例だ。加えて、日本では更に和語での地形呼称がある。切戸とキレットの類(実はどちらも和語)だ。鎌尾根は学術用語か?筆者が勝手に思い巡らすに、東峰は氷蝕尖塔(ホーン)か、痩せ尾根(アレート、和語では鎌尾根か?)では?ホーンは英語だが、アレートはフランス語だそうだ。。。いづれにしても、次回の投稿で掲載する写真をご閲覧願いたい。(終り)
posted by 玉山 at 00:00| 台北 🌁| Comment(0) | 百岳俯瞰図 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする