2020年10月10日
北大武山−13:南大武山−2
【写真説明】佳興山荘出入口から真っ直ぐに登山道とは別方向に竹藪の中を辿ると、差し渡し30bはあろうかと思われる池塘がある。池塘という表現は多分正しく無い。冬場で水が枯れているが、夏場は池状になっているはずだ。左写真は池の入口を佳興山荘を背にして臨んだ。中央写真は池全体、一条のミニ川が流れ込み池が形成されている様子が判る。右写真はそのミニ川の出水口。平坦地に加え、この水場の存在故、佳興山荘の地として選ばれたはずだ。地元民、作業員、登山者が長らくこの水の恩恵を被って来たのであるが、打ち捨てられた地上の生活物資が池の底から覗いている。残念ではあるが、一度大掃除でもすれば、誠に麗しい深山の清涼剤である。(続く)
2020年10月24日
北大武山−14:南大武山−3
【写真説明】佳興山荘での一夜は激しい雨音の中だった。南大武山頂上付近の岩場のことは聞いていたので、それらが全て雨に濡れ滑り易くなっている岩盤表面をイメージしながら、即座に下山を決めた。只、山荘からそのまま下山するのも勿体無い気がし、旧林道兼登山道を更に3`程辿った地点に登山口がある吐蛇流山迄足を延ばすことにした。これは前日、登山口から6`地点に登山口のあるはずの文丁山(標高877b)を逸してしまったこともその理由である。左写真は山荘を出発してから半時間程の場所からクワルス渓の対岸の集落、屏東県泰武郷泰武村(クワルス社)、旧集落は同写真の右方向にある。これら新旧二つの集落の間に、トクブン社(現在の集落の在処判らず)とカピアン(カピアガン)社(現在の同県同郷佳平村)が同写真下側に見て取れる、北大武山登山口へ向かう産業道路沿いにある。中央写真は吐蛇流山への道標、右写真はその山頂に埋定された陸測三等三角点、三角点の保護石まで完全に残っている。
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