2020年02月01日

南華山−3

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【写真説明】能高越嶺古道の越嶺点、即ち同古道の東西段分岐点、或いは、「光被八表」記念碑設置点は凡そ、南華山こと能高山北峰と能高山(主峰)間稜線の最低鞍部を形成していると言えない事は無いが、この二座の間に、もう一つの三千b峰、卡賀爾山(3,105b)が起立している。頂上に測量基準点は無いが、奇怪にして美麗な山塊であり、台湾百岳に列せられていないのが不思議なくらいだ。能高山北峰と主峰間稜線には殆ど樹林帯が無く、玉山箭竹の絨毯が敷き詰められており、能高山を越え更に南に下る稜線も同様だと聞く。今は未だ南華山の話をしているので、竹笹の絨毯の事はこの位にしておく。これまで掲載して来た南華山を対象にした写真では、広々とした印象は感得出来るのだが、では一体南華山はどのような山容を呈しているのか?筆者自身ですら上手にイメージ出来なかった。最低鞍部を経て能高山を目指した時、初めて納得したのだ。2019年10月、南華山−卡賀爾山間稜線から北側眺望、登山パーティー後方が南華山。尚、このパーティー、筆者がカメラを向けた時、ポーズを取ってくれたのだが、筆者のパーティーでは無い。筆者の意図は彼らの色鮮やかなウェアとザックを写し込む事だった。(終り)
posted by 玉山 at 00:00| 台北 ☔| Comment(0) | 南華山(第75座:3,184m) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする