2019年05月11日
奇莱主山北峰−4
【写真説明】今回掲載した写真は2003年10月の三日間の山行に於いて、最初にシャッターを切ったものである。時刻は入山二日目朝5時54分、撮影地点は奇莱主山連峰の稜線に辿り着いていたと思う。同写真左から合歓山東峰、合歓山、石門山、北合歓山、教科書的展望。標準的と推測される時間表に拠ると成功山屋から北峰・主山三叉路迄90分、そこから北峰頂上まで160分、成功山屋から主脈稜線まで2時間程度と考えると、同山小屋露営地を少なくとも4時には出発していたとすると撮影時刻の辻褄は合う。合歓山群峰と奇莱主山連峰と東西に向き合っているので、奇莱主山主脈は合歓山群峰の最高の展望台である。今回掲載した写真を皮切りに時間と場所を変えながら合計七十枚近く撮影しているので当時はその眺望に相当興奮していた証拠である。実はその中の一枚は筆者の別ブログ「合歓山越嶺古道−7」に掲載済みである。撮影時刻は7時12分。尚、北峰・主山三叉路から主脈稜線に至るまでの急勾配を這い上がる際の恐怖感は当時の山行時の強烈なイメージである。(続く)